新任の挨拶

院長 長谷川 好規

5月1日付けで院長として着任いたしました。この場をお借りして新任のご挨拶を申し上げます。

私は大学卒業後、社会保険中京病院で2年間の研修を終え、その後、高山久美愛病院で1年間を内科医として勤務し、1983年から名古屋大学大学院に入学しました。専攻は呼吸器内科グループに所属し、研究としては免疫学教室に出入りして移植免疫を勉強しました。その後、2年半の米国留学を経て、再び名古屋大学に戻り、以後、呼吸器内科医として名古屋大学に勤務してきました。2007年から12年間、呼吸器内科学教室の教授を務めました。名古屋大学在職中には、大学病院の医療安全管理室の立ち上げ、また、治験管理センターの立ち上げから臨床研究推進センター部長、また、副病院長、副研究科長、総長補佐として、病院・大学の運営に関わりました。今回、東海地方でも長い歴史と伝統のある名古屋医療センターで勤務できますことをたいへん光栄であるとともに、その責任の重さを感じています。

着任してまだ日が浅いのですが、前任の直江院長から引き継ぎをいただき、地域の中核病院として救急を中心とした急性期医療から、地域医師会との連携による医療連携の中心的存在として重要な役割を担い、また、市民の期待が高いことをあらためて認識しています。また、国立病院機構の中でも臨床研究のセンター機能を備え、高度医療や臨床研究を積極的に推進するべき役割があることは病院としての総合力の点で、また、特徴ある病院形成の視点からも大きな強みであると考えています。

私は、どの医療者でも共有できる重要な価値は、「患者さん中心で、安全で質の高い医療を提供すること」であると考えています。医療スタッフばかりでなく、直接患者さんに接することのないスタッフや職員すべての皆さんの思いは同じであると考えます。センターの理念「病む人の立場に立って安全でより質の高い医療を提供します」は、まさに私の思いです。医療の経済環境をめぐる社会情勢は厳しくなることが予想されますが、センターの理念に従って、我々が果たすべき役割を凛として、理に従って推進したいと考えています。健全な財政基盤のもとに、多様性を尊重し、開かれた、公正な組織運営のもとに、名古屋医療センターの一層の発展をめざして皆さんと共に歩んでいきたいと希望しています。宜しくお願い申し上げます。