1 咳や発熱、嗅覚や味覚に障害がある方は、まず院内に入る前に電話でご相談ください。受付でお申し出ください。発熱外来、一般外来どちらの受付かわからない場合には総合案内でお申し出ください。初診や診察間隔の長くあいた患者さまに新型コロナウイルス感染症の症状に関連した咳や発熱、嗅覚や味覚の問診票を利用して頂いていますが、現在の蔓延期には緊急以外できるだけ当科受診をお控えください。  
  2 受診者に症状がないと、知らずに新型コロナウイルス感染症の無症候性キャリアとなっていることもありますので、お互い待合椅子でソーシャルスペーシング(2メートル程度の間隔)を取ってお待ちください。なお受診時および診察中にはマスクを装用し、指示のあとでマスクをお外しください。  
  3 新型コロナウイルス感染症に関連し院内での3密を避けるため受診患者数を絞って診療間隔を延ばしています。そのため厚生労働省より電話や電子情報端末による処方が認可されました。新たな症状が出ていない慢性の経過の方で過去と同様な処方箋を次回予約票や支払い方法の案内とともに郵送する制度です(052-951-1111 内線6540 電話処方窓口、 または 内線2536 外来耳鼻咽喉科)にお問い合わせください)。処方はこれまで内服していたものに限り、追加処方が必要と判断した場合は、通常の診察が必要です。  
  4 鼻や喉頭ネブライザーは感染者が発生するエアロゾールによる健康被害がでる可能性が指摘されています。しばらくの間中止の措置を取っております。悪しからずご了承ください。  
  5 聴覚検査は密室での濃厚接触を避けるため健康状態と安全を確認後行います。また予約のある方でも体調の悪い方には直前にお断りをいたしております。悪しからずご了承ください。  
  6 脳波を使用する他覚的聴覚検査は学会からの提言に基づいて現在休止状態です。悪しからずご了承ください。なお今年度後半に新システムを導入し、再開を計画中です。  
  7 嚥下関連検査である嚥下内視鏡検査はしばらくの間、中止の措置を取っておりますので悪しからずご了承ください。また、嚥下造影検査は発熱や胸部症状に注意しながら言語聴覚士と慎重に検討し安全を確認後行います。嚥下リハビリテーションでは間接法を中心に行い、必要時鏡を使用するなどの工夫をしています。  
  8 院内では医療従事者がマスクを装用するために生ずる難聴者の読話困難に関して、大変な不自由をおかけいたしております。
対策として筆談ボードなど別のコミュニケーション手段を提案いたしますのでお申しつけください。
 
  9 新型コロナウイルス感染症に関連し、潜伏期間中に手術を受けると予後が悪化し、医療従事者への院内感染の発生源となります。そのため大部分の手術については延期または中止とさせていただいております。病状によりどうしても必要な手術の方には最低2週間の体温表提出・2週間の外出禁止、さらに手洗いの励行・洗っていない手で顔や目や鼻や口に触れない・いわゆる3密を避ける・マイ体温計の持参で受け付けています。また通常の術前検査以上にハイリスク地域における追加精密検査が必要です。この場合検査料に加えて院内トリアージ実施料(300点)などが加算されます。また通常の手術再開の時期は現在未定で目処は立っておりません。悪しからずご了承ください。  
  10 新型コロナウイルス感染症はおもに、飛沫(ひまつ)感染、接触感染によると考えられています。感染している人のせきやくしゃみで空気中に浮遊したウイルスを含む飛沫物を吸い込んだり、ウイルスが付いたドアの取っ手、電車・バスのつり革、手すり、タオルなどをさわり、ウイルスが手に付着し、そのまま、口や鼻をさわる、眼をこすることにより口や鼻、眼の粘膜からだんだんウイルスが下気道へ感染することで発病します。したがって繰り返しますが耳鼻咽喉科の外来の待合室では、患者さん同士でウイルス感染しないように、お互いに待合椅子で間隔を取って(人と人との距離を2メートル程度あけて)お待ちください。室内の換気を多数の窓から頻回に行うなどの対応を取っていますので少々エアコンが効かなくなったり、屋外の自動車などの騒音が入り、聞きづらいことがありますが遠慮なく聞き返してください。  
  11 新型コロナウイルス感染症が疑わしい患者さんは別の発熱外来待合室や自動車の中で待機していただき、動線を分けて対応します。耳鼻咽喉科では、耳や鼻、のどの診察や検査、処置を行いますが、使用する器具はその都度、交換、消毒していますので、診察や検査、処置によって、患者さんが接触する機器から感染することはありません。医療者から患者さんに感染させないようにマスクを装用して診察します。口やのど、鼻の中を診察、検査、処置する場合は、手袋やアイシールド(処置によってフェイスガード、ゴーグル、ガウン)などを装着します。また、受付から会計までの院内での滞在時間をできるだけ短くする配慮も行われています。このように、患者さん同士、あるいは医療従事者を介して、コロナウイルスを感染させることがないように細心の注意を払っています。  
  12 新型コロナウイルス感染症による接触感染を防止するため、帰宅時を含め日頃から指先・10本の指・手首まで30秒かけて手洗いしたり、手指消毒を励行する習慣をつけましょう。指先、親指、指の間、手首などは不十分になりやすいです。また、きき手は洗い残しが多くなるので、気をつけましょう。  
  13 今後も刻々と変化する地域・国内・世界の情勢に合わせて、厚生労働省の手引き、学会の対応ガイド、病院のマニュアルと感染対策委員会の指針との調整を図りながら診療方針を適宜改変していきます。  
    令和2年4月   

 国立病院機構 名古屋医療センター 耳鼻咽喉科・頭頸部外科